はじめにいっておくと、著作権のことを詳しく調べて説明している記事ではありません。
また、一部の団体や組織のことについて悪くいう目的は少しもありません。
あくまで、自分の参加している授業研究会で先日こういうことがあったと聞いて、その内容をまとめた記事です。
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私は、この間、授業研究をする学会で教科書のコピーを配りたいと運営側に申し出ました。
(授業研究において、授業中使用している教科書のコピーが手元にないと、研究会はほぼ成り立たないです。)
参加費をとっている学会ですし、今回の会は出版社に協賛してもらっていることもあるので、しっかり許諾をとりたいとお願いしました。(なにより、うしろめたいことなく正々堂々発表したいと思いました)
問題はそのあとです。どうしてこんなに大変なのか・・・。
運営側は、まず教科書会社に「すみませんコピーしたいんですが・・・」と尋ねます。
教科書会社の回答は「教科書著作権協会に委託しております」とのこと。
で、ここに問い合わせたところ、「所定書式ダウンロードして申請してください。」と回答がある。したがって、申請をする。
また、今回の教科書本文が著者の書下ろしではなく、海外の原典だったために、日本ユニエージェンシーというところにも申請をすることに。
この申請の際、添付書類に原典の該当部分のコピーが必要というでした。(原典をもっていたので焦らずにすみました)
なんとか無事、申請が通り、学会当日に資料を配布することができました。
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まとめます。今回は教科書のコピー配布のために
1.教科書会社に問い合わせる
2.教科書著作権協会に申請する
3.日本ユニエージェンシーに申請する
ということが起きました。もちろん、1や2や3には、問い合わせたあとにすぐ回答がくることもこないこともあるので、本業(教師)をしながらのこの作業は、担当者に負担を強いるものであると強く感じました。(担当者には感謝いっぱいです)
はじめに説明したように、それぞれ今回お世話になった会社、組織、団体にはいっさい悪いことはありません。むしろ丁寧にご対応いただきました。ありがとうございました。
ただ、この記事を通して、このシステムどうにかなりませんか?ということだけはお伝えしたいです。
だれに伝えたらいいのかわかりません。
お金は払います。なので手続きはなるべく簡略化してほしいです・・・。
(配るたびに申請するようなシステムだと厳しいので、前払い一括で払ったらいついつまでコピーして配っていいいですよとか。)