タイトルの通り、新しい共通テストの試作問題が出たので、感想を述べます。
試作問題はこちらから↓
この試作問題を見て、皆さんはどう思ったでしょうか?
リーディング問題をみた正直な感想としては・・・
「これと似たような教材を作るのは大変そうだな・・・」です。
A問題について
A問題は、まず学校でのスマホの使用について、5人の意見を読むことから始まります。
ですが、通常の学校現場で5人の意見が用意された教科書や教材は多くないと思われます。
存在したとしても2〜3名の意見だと思います。どっかにいい教材ないですか?
(細かい点を言うと、日本という背景で、スマホの使用について5人の日本人と思われる人物たちが英語で書いた文章を読むというシチュエーションはないと思うが、これは試作だし、そんなこと言ってもしょうがないかとも思っている。)
いい点としては、それなりに短い文章の要点を把握する力が測れそうだな、という点。
しかも1つだけでなく複数の文章の要点を把握し、その上で共通点などを整理するということも求めている。
さらに、5人それぞれの文体的な特徴、表現方法、語彙の選択、文構造の複雑さを調整しても、それが自然である。
B問題について
B問題は、提出した作文課題が先生のコメント付きで帰ってきたので、修正するという設定の中での問題になっている。
こちらはどちらかというと論理・表現の科目を意識した問題だと思いました。
前後の文脈を理解した上で、適切な副詞を選ばせる問題や、より良いトピックセンテンスを選ばせる問題などがあります。
正直な感想としては「あ〜論理・表現の授業で、丁寧に作文のフィードバックをする必要がより高まってしまったな・・・」です。
現状、勤務校では、旧課程の英語表現という科目では、1クラス40名前後で運用していたこともあります。そうなると、なかなかゆっくりと作文を見る時間は毎回はとることは厳しかったです。
論理・表現を運用していく上では、クラス規模は小さくしておかないと、厳しそうだなと再認識しました。
次回は今読んでいるこの本の感想を書こうと思います(予定)