エレファントの英語教育実践道

私の英語教育と,これからの英語教育について。

神奈川新英語教育研究会 春の一日研修会に行ってみた

新英語教育研究会神奈川支部の春の一日研修会に行ってみました。

今日はそのレポートをします。

 

「中学生に人気のEnglish Songsー映像を通して子供たちの心をつかもう」

Kさん(横浜市立中学校)

 

・ジャレマガを使った読解活動を紹介。

ジャレマガについてはこちら

やさしい英文メールマガジン - じゃれマガ

 

・トピックトーク

あるトピックについて,30秒ほどで会話を続ける練習。

 

・映像を授業に取り入れる

動画のダウンロード方法と字幕フォントの工夫。

 

・中学生に人気の洋楽を紹介。

音楽的にも,歌詞のメッセージ性もあるよい曲を教えてもらった。

 

「より良い授業を作る秘訣ー自主教材の導入と楽しい授業の工夫

Tさん(埼玉県立高校)

 

・アレン・ネルソンさんの話

アメリ海兵隊で,ベトナム戦争経験者。帰国後,PTSDにかかり家族に見捨てられ,苦しい生活をしていた。その時,小4に戦争の話を語る機会をもらい,話をする。講演の最後のほうで,小4の子からの質問で「あなたは人を殺しましたか」ときかれ,言葉につまる。正直にいったら,子どもたちが怖がってしまうとおもったからだ。しかし,・・・という話の流れで,とても感動し自主教材の作成にいたったという。

 

・教科通信の取り組み

連載小説のように,続きが気になる仕組みを作る。

 

・生徒を励ますこと

なによりも,生徒の努力をほめ,励ますことの大切さ。

 

「新学習指導要領を生かした授業設計の視点と評価の進め方ー三つの柱となる資質・能力の育成と主体的・対話的で深い学びを実現するために」

Tさん(神奈川大学

 

・授業の定義を考える

50分の教師の指導+生徒の学習や活動を通して、生徒の中に質的変容を引き起こすこと

→質的変容とは,知識の変容・技能の変容・態度の変容をさす。

 

・授業の鉄則はレディネスを作ること

 

 資質能力の三つの柱の捉え方として、OECDが出しているキーコンピテンシーの概念を紹介してもらう。コンピテンシーの理念も踏まえて資質・能力の三つの柱を捉え直す。また,それをふまえて,授業設計を考え直してみる。個人的には発問がキーになっている気がするのを再認識。また,対話的な学びや深い学びとは具体的にどんなことか,授業ではどういう位置づけかがわかった。

 

成長する英語教師―プロの教師の「初伝」から「奥伝」まで