エレファントの英語教育実践道

私の英語教育と,これからの英語教育について。

新書のざっくり感想「コロナ後の教育へ オックスフォードからの提唱」、苅谷剛彦、中公新書ラクレ

本日は本の感想を。

 

 いくつか引用に、自分の反応を入れておきます。

 

コロナや3.11大地震福島原発など予想できない事態が歴史上あったという流れの中で、どんな能力などが求められているのかという問い。

不確実性が予想できない事態である限り、その事態に対応するために必要な資質や能力の中身は確定できない。

これはその通りかもしれないと思った。確定はできないでしょうね。

でも、考えないといけない。決めないといけない。

強いていうなら、対応力ということになるんでしょうか。

もっとも求められているのは、こういうことを考える力ということになりそうですが。

 

すでに過去に起こった「予測できない未来」に、私たちは、どのように「主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決」しようとしてきたのか。そこで必要な資質や能力はなんであったのか。それはどのように育成されたのか、されなかったのか。 

このような反省がもっと分析されてしかるべきと思います。

その中で、今後求められる資質や能力を考えることができる。

 

必要なのは過去の経験の徹底した帰納的検証である。予想できない変化に対応できたと見なすことのできる「成功事例」やできなかった「失敗事例」をもとに、それぞれの局面で、担当した人々や組織が何を行ったのか、どのような判断を下したのか、それらを可能にした条件は何かを帰納的に検証することである。

成功事例や、失敗事例をまとめているような資料はあるんでしょうか。論文?

なければ、自分で考えるということになりそうですね。

そうなると、結局現場で必要なのは、

 

情報収集、分析、論理的思考力、判断、行動というようなことになりそうです。