エレファントの英語教育実践道

私の英語教育と,これからの英語教育について。

『精神科医が教える聴く技術』を教員が読んでみた感想

今日は読んだ本の感想です。

読んだ本はこちら 

精神科医が教える聴く技術 (ちくま新書)

精神科医が教える聴く技術 (ちくま新書)

 

 

進路相談や学習相談など、カウンセリングまでとはいかないけども生徒の悩みを聴く機会がありますね。

 

今回は、そういった時にどういう風にすればいいかなーと自分なりに生かせるところがないか、この本を読んでみました。

 

「黙って聴く」ということ

この本の著者は、カウンセラーにある立場の人たちをトレーニング、指導するような人が書かれた本です。

 

「黙って聴く」ということがいかに難しいかを最初に述べています。

 

黙って聴くということができれば、第一段階はOKで、それからいろんな聴く技術に発展していくようです。

 

黙って聴くというのは、

 

・同意や支持の気持ちを伝えない

・質問などをしない

・聞き取りづらいことがあっても聞き返さない

 

とのこと。

 

黙って聴くと、話し手が自由に話せて、気持ちが楽になったりするようです。

 

ここまで読んで、生徒との会話では、正直言って、ちょっとうまくできなさそうと思いました。

 

第一に、アドバイスを求めてやってくる生徒と、純粋に悩みを相談しに来ている生徒に別れているということ。

 

第二に、話が終わるまで黙って聴く、というのが黙って聴くということの注意点なのだが、「話が終わる」というのはどこまでなのかの説明がない。

 

なので、この2つに注意しながら新年の生徒とのコミュニケーションをしていこうと思います。

 

新年度、こんな不安な世の中なので、生徒の悩み事色々出てきそうですが、黙って聴くっていうのを少しだけ意識してみる、そんな本でした。