エレファントの英語教育実践道

私の英語教育と,これからの英語教育について。

「〜れる」「〜される」という受け身の文ー日本語と英語の意味

日本語には直接受け身と間接受け身というのがあり,間接受け身に対応するものは英語にはないということのようである。

 

直接受け身とは,直接的な影響がある受け身のことで,対応する能動態があるという。

 

父は私を褒めた。→私は父に褒められた。

 

母は私を叱った。→私は母に叱られた。

 

一方で,間接受け身とは,間接的な影響がある受け身のことで,対応する能動態がないという。

 

(   ?   )→私は父にチャンネルを変えられた。

 

それで,この間接受け身のポイントは,この形式自体に被害とか迷惑の気持ちが表現されていることにある。

 

なので,単純に日本語を英語に訳して,Channnels were changed by my father.とすると,ダメのようである。迷惑とか被害のニュアンスが出ないとのことである。この場合は,My father changed channels.とするのがよいようである。

 

  直接受け身 間接受け身
日本語 私は父に褒められた。 私は父にチャンネルを変えられた。
英語 I was praised by my father.  ? Channesl were changed by my father.

 

この内容は,以下の本からの引用も含みます。オススメの本です。

 

英語教師が知っておきたい日本語のしくみー英文法・英作文指導に活かす

英語教師が知っておきたい日本語のしくみー英文法・英作文指導に活かす

  • 作者:高嶋幸太
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2019/03/28
  • メディア: 単行本