英語授業研究学会関東支部第27回春季大会のメモです
太字は印象に残った部分です。これだけ見ても参加してない人にはあまりピンとこないと思います。すみません。
- 1.指導・評価法紹介リレー (13:05~14:10)
- 2.高校卒業生によるミニ座談会 (14:25~15:05) 「2020年度の学びと新入試を振り返って」
- 3. 講演 (15:20~16:30) 「新しい観点による学習評価から指導の在り方を考える~指導と評価の一体化を通して~」
1.指導・評価法紹介リレー (13:05~14:10)
1 小学校 「評価―小学校で大切にしているもの」
英語が好きか嫌いかアンケート
3分の1が嫌いと回答
学校以外の影響を受けている
過去形を覚えさせられている
白い紙に書く練習をしているわけではない
小学校外国語の教科書の特徴
カラフル
デジタル教材豊富
音声と映像が豊富
CLIL的要素
小学校で大切にしていること
「できる」を増やす
ゆっくり、強化横断、さまざまな発表形態、体験活動
小学校では
単元別試験、業者テスト、カラー、100点は複数いる
中学校では
範囲が広い、教科担当が作成、白黒、平均点は60点くらい?
2 中学校 「限られた時間でつくる『理解と発話のためのアウトライン』〜情報を整理し、即座に考えを形成する 手段として〜」
情報を整理、教科書の情報から、要するにこんな話、伝える目的を設定してから
考えを形成、生徒のもともともっている考え
論理的に表現、
立体的なメモ
自分で作成したメモ
理解のためのメモ、発信のためのメモ
英語のロジックにそってメモを作成する
3 高等学校 「新指導要領における授業の変わらないこと・変わること」
コミュニケーションの目的、場面、状況を意識した言語活動
自己紹介ってどうやる?
自己開示するというのも一つの目的、
1つ嘘をついていい、聞き手はどこが嘘か質問して探そう
クラゲチャート
繰り返す
どういう場面、目的で自己紹介するかを生徒に決めさせて、
自己紹介させる
英語表現
例文を利用する、3行会話を作成
スキットを利用する、作った会話に1文付け加える
コミュ英の題材を利用する、
2.高校卒業生によるミニ座談会 (14:25~15:05) 「2020年度の学びと新入試を振り返って」
第一回共通テストを受けた大学1年生
センター試験からの変更点はそこまで意識していない
時間配分に手こずる
いろんなレベルの英文があって欲しかった
リスニングとリーディングの配点1:1なら1:1にしてほしい
予想問題集より、本番はもっと読む量があったし、的確に読む必要があった
日々の積み重ねが大事と感じた
活動があって助かる一方
長い時間だとだらける、無駄に感じる
短い時間でペアワーク
過去問を解かせる授業?
赤本に書いてない説明をしてほしい
生徒の憧れであってほしい
目的のある授業
雑談からの切り替え
教室の空気
3. 講演 (15:20~16:30) 「新しい観点による学習評価から指導の在り方を考える~指導と評価の一体化を通して~」
ライティングでの評価を例に
内容は適切か(条件は満たしているか、目的場面状況に応じて)思考判断表現
英語は正確か(スペルミスなど)英語仕様の正確さ、知識技能
言語活動で表出された態度=主体的に学習に取り組む態度
粘り強さ+自己調整(学習の見通し、振り返りを書かせる)が主体的に学習に取り組む態度とイコールではない
1つのパフォーマンスを2(3)つの観点から同時にみることができる
知識技能単独での評価もありうる
使用する言語材料を指定しすぎると、知識技能のみのテストになってしまう
内容を規定しすぎない、目的は提示する
教科書に乗っている問いを検討する
単純に内容を聞いているのか、要点を聞いているのか検討したい
What is the main point of this passage?もいいが、ついてこない生徒も多い
目的場面状況を設定する(活動仕立て)
あなたは広告代理店の社員です。発展途上国で放送されるテレビでsolar cookerを紹介するCMを作成します。どんな情報を盛り込みますか。
短文レベルが読めない生徒に対して
返り読みをさせない
量を確保する
言語活動に取り組ませながらの指導
必要な情報、概要、要点の視点からの指導
内容面と言語面の視点からの指導
言語活動をすることが目的にならないよう
思考判断表現を育成するために言語活動を行う