エレファントの英語教育実践道

私の英語教育と,これからの英語教育について。

4月から中学の英語の授業!

4月から中2の授業を持つことが決まったわたくしです。

 

ということで,タイトル通り,今回は中学の英語についてです。

 

より具体的にいうと,今回は文法と文科省作成の教材についてです。

 

調べた結果をシェアしたいと思います。

  

① 中学で新規追加の文法事項

新学習指導要領より,文法で追加事項あり。合計7つ見つけられました。

例文は学習指導要領で示されているものです。

外国語教育:文部科学省

 

1. 感嘆文

How interesting!

What a big tree!

 

2. SVO+that

I'll show you that this is not ture.

My brother told me that he would come to the party.

 

3. SVO+what

Can I tell her where you live?

Please teach me what I have to do now.

 

4. SVO+do

Will you let me try?

I helped my father wash the car.

 

5. SVC+that

I'm glad that you like it.

I'm sure that many people will live with a robot in the future.

 

6. 現在完了進行形

It has been raining since this morning.

Masashi and Yukio have been playing soccer for two months.

 

7. 仮定法

If I were you, I would ask my best friend to help me.

If you had five million yen, what would you do?

I wish I knew my cat's feelings.

I wish my mother didn't have too many things to do today.

 

 もしかしたら,見落としあるかもしれませんね。

 

それから,ぶっちゃけ学習指導要領改訂前の状態でも,この中の文法事項のいくつかを教えていた学校さんもあるかもしれません。

 

 

文科省作成外国語教材Bridge

 この教材ですが,文科省このページからダウンロード可能です。

 

私の学校には去年の年末ごろに配られた記憶があります。

 

移行措置のために作られた教材で,対象学年は中1と中2とのことですが,中1には難しい印象。

 

ですが,中2のために使うのであれば「これなかなかいいのでは!?」と思っています。

 

まず,この記事の①でまとめた新規追加の文法事項のすべてをカバーしています。

 

しかも,同じ文法事項が何度も違うページにでてくる。一回きりでない。

 

 

また,リーディングの目的が明確になっている。かなりタスクを重視して作っている印象です。

 

これは現行の検定教科書にくらべ,かなり斬新的な印象で,ぱっと見ですとけっこうな先生が抵抗を覚えるのではと思います。

 

でも,面白いと思います。こんな教科書が次の新しい教科書には増えるといいなと思いました。

 

 

さらに,各レッスンの構成がシンプルです。

 

左側にインプットとなるテキスト,右側に理解確認,発問(スピーキング活動),ライティングという構成。

 

かなり,4技能指導を意識して作られています。